ロータリーの概念は「親睦と奉仕」であり、奉仕活動はクラブの活動の柱です。1923年の
セントルイス国際大会の決議23-34号第4項の規定を引用すれば、ロータリーの奉仕は、「単
なる精神状態の問題ではなくて、実践に至って初めて客観化される行動の哲学」です。川西
猪名川ロータリークラブにおいては、「日本文化「書」への理解を深めるための中学生書道
展」及び「小学校理科実験授業の実施による青少年育成教育」が2013〜14年度にロータリー
財団地区補助金奉仕プロジェクトとして採択され、当クラブの特徴ある奉仕活動として継続
しています。また、2016〜2017年度には未就学児童も聴ける「みんなの音楽会」の開催が採
択されました。
2017〜2018年度の国際ロータリー(RI)のテーマは「Rotary: Making a Difference(ロ
ータリー:変化をもたらす)」であり、地域のニーズを探索・把握し、地域に貢献すること
ができる新しい事業を創出し、変化をもたらして発展、継続できるように、各小委員会委員
長のリーダーシップの下、会員全員の協力を得て進めていきます。
職業奉仕小委員会
1)真実か どうか
2)みんなに公平か
3)好意と友情を深めるか
4)みんなのためになるか どうか
ロータリアンは、自己の職業を通じて社会に貢献しなければなりません。その精神は四つ
のテストに象徴されています。ロータリーの他の奉仕部門(クラブ奉仕、社会奉仕及び国際
奉仕等)がクラブ会員全員による協力活動において展開される中、職業奉仕はロータリーの
核心となる奉仕であり、ロータリアン一人一人が職業を通じて、日々実践することが大切で
す。
ロータリー職業奉仕月間には、職業奉仕の理念を再確認し、自己の向上と企業の発展、ロ
ータリーの繁栄に繋がるような勉強会をしたいと思います。
社会奉仕小委員会
社会奉仕は会員一人一人が「超我の奉仕」を実証する機会であり、地域に住む人々の生活
の内容を高め、公共のために奉仕することに献身これ努めることであり、これが社会的な責
務であります。
◆本年度予定している活動方針
1)14年間継続している中学生書道展を引き続き開催する。
第15回川西市・猪名川町中学生書道展
*川西市 (2018年1月31日〜2月6日、於 川西市役所1階市民ギャラリー)
*猪名川町(2018年2月7日〜13日、於 イオンモール猪名川3階ロビー)
2)猪名川町(桜まつり)協賛・参加
3)川西市・猪名川町の美化運動に参加
春・秋各1回行われる市・町内のクリーンアップ運動に積極的に参加する
4)地域のニーズを精査し、住み良い環境づくりに積極的に参加する。
5)その他 プロバスクラブ設定について
RIも力を入れている高齢者に対する社会奉仕として、プロバスクラブの設定につい
て、その機会があれば出来る限りの援助と応援をしたい。
青少年奉仕小委員会
地域における青少年の人生活動を高めることにより、ロータリーの存在とその活動への
理解を得ることを目指して、下記の活動を行う。
1)ロータリー 夏休み こども理科教室
2010年度より川西市・猪名川町の小学校の理科授業への支援を行ってきた。具体的
には、環境と生物とのかかわり、生活と環境保全との関係について実験による体験を
通じて理解を深め、青少年(小学生・中学生)の環境教育・理科教育に寄与するため
に、下記の理科実験授業を希望する小学校に出向いて行った。
@ ウミボタルの発光実験
A 水溶液の性質「大地をさぐる」
B 水溶液の性質「水を汚すのは誰だ」
C 水に溶けている色を分ける(ペーパークロマト実験)
D 野菜のDNAを取り出す
2010〜2016年度までの実績は、下記の通りである。
2010年度 4校 12学級、 2011年度 6校 16学級、 2012年度 6校 16学級
2013年度 7校 20学級、 2014年度 7校 18学級、 2015年度 13校 31学級
2016年度 6校 24学級
各小学校に出向いての授業は、学校のカリキュラム上も調整が難しくなってきて
おり、本年度より下記の通り開催様式を改めて継続する。
実施日時:2017年8月26日(土)10:00〜16:00
実施場所:猪名川町中央公民館
参加定数:40名(近隣在住小学校5-6年生、要事前申込み、定員超の場合抽選)
実施内容:環境と生物やエネルギーとの関係について、実験を体験することによ
ってその理解を深め、青少年(小学生)の環境教育・理科教育に寄与する。以
下のテーマについて具体的内容を子供たちが理解できるように、子供の目線で、
平易な言葉で、対話方式によって説明し、さらに子どもたち自らの手で行う実
験を指導する。ポスターとチラシを作成・配布して参加者を募集する。
テーマ1 「太陽光をじょうずに使うには?」(指導講師 中原佳子)
テーマ2 「いのちをつなぐDNAを取り出してみよう!」(指導講師 安藤尚功)
2)インターアクトクラブ(IAC)への参加
奉仕と国際理解に貢献する世界的友好精神の中で相共に活動する12歳から18歳(中
学生・高校生)のための社会奉仕クラブであり、第2680地区の本年度の地区年次大会
は下記の通り予定されている。
第35回インターアクト地区年次大会
日時:2017年8月20日〜8月21日
場所:六甲山YMCA
ロータリークラブ会員への周知を行うと共に、入会の推進に継るようにしていきたい。
国際奉仕小委員会
国際奉仕小委員会は2680地区における1)世界理解小委員会 2)奨学金小委員会 3)
VTT小委員会に対応させて当クラブの力量に合った活動を企画して行いたいと考えている。
具体的には
1)世界理解小委員会の活動分野においては当クラブ会員の高齢化等の事情により活動に直
接参加できないが、世界平和に関わる問題等への意識を喚起するために関連情報の会員へ
の教宣を行う努力をする。
2)ロータリー財団国際奨学生を推薦派遣するためのクラブ分担金の確保が困難であるが、
近隣クラブの当該事業に対する支援を可能な範囲で行いたい。また、例会に奨学生経験者
を招聘し卓話をいただくことを考えている。
3)VTTは職業奉仕・社会奉仕・国際奉仕にまたがっている分野の活動であり、地区・グ
ループにおける具体的活動に対して協力をする。奉仕活動全般において、国内外のニーズ
に対応できるようなプロジェクトの実施を当クラブの多数の会員の参加の下に行うこと
を目指す。
ロータリー財団小委員会
ロータリー財団は、ロータリーの奉仕の理念に基づき、人々の健康状態を改善し、教育へ
の支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにす
ることを目的としています。この理念をより深い所で共有し実践出来る様に、財団月間には
フォーラムを計画したいと思います。ポリオ撲滅問題においては残り1%の為に、広報活動
や募金活動等に全力を挙げたいと思います。
米山奨学会小委員会
「米山記念奨学事業」は日本で学ぶ外国人留学生に奨学金を支給し、支援する国際奨学事
業です。ロータリー運動の良き理解者となる人材育成と、ロータリーの目指す平和と国際理
解の推進そのものです。世話クラブ・カウンセラー制度により、顔の見える交流を大切にし
ています。クラブ内で米山奨学会への理解を促し、
1)年間一人15,000以上の寄付をお願い致します。
2)米山月間(10月)には学友による卓話を依頼します。
3)当クラブでカウンセリングした学友を招き、国際交流・相互理解を深めたい。