RI会長(KR.ラビンドランさん)は今年のテーマ「Be Gift to the World
(世界へのプレゼントになろう)」を掲げておられます。私達の人生はどれほど
得たかではなく、どれほど与えたか によって判断される、と考えられていま
す。自分自身を世界へのプレゼントとして提供しようではないか、と呼びかけ
ておられるのです。

 また2680地区のガバナー(丸尾研一さん)は「Try hard to enjoy pure Rotary
(眞のロータリーを一生懸命楽しみましょう)」を行動指針として掲げられました。

 RI会長が理想とするところを実際に行動に移す時の指針としての丸尾ガバナ
ーの思いを我々会員一同が共有することを求められています。

 私達のクラブはどんな課題を持っているか、どんな解決策があるのか多くの
会員と一緒に検討を重ねて行く機会にしたいものです。

 際立っている特徴は高齢化してゆく会員構成ですが、改善の方策は即効は難
しいかも知れませんが、先ず例会を楽しくすることがクラブの存在意義を高め
ることになります。例会の基本は今更のことながら出席にあります。手段と目
的が入れ替わりますが、先ず100%出席に挑戦してみたい、年度末に何回達成で
きたかをみんなで楽しみにする方法を考えたいと思います。また卓話を通じて
会員の個性、特色が示され会員間の親しみも増します、しかし会員数が少ない
ので、卓話の順番が回って来る頻度が高く、会員の負担が大きくなっている問
題も課題です。もっと気安く、最近読んだ本、経験したこと、行った所、逢っ
た人、感動した音楽等話しあう雰囲気をどう醸成できるか模索が必要です。

 長期計画の立案が示唆されています。長期計画委員会をどのように機能させ
られるか会員一同で検討する機会が必要です。かなり長期にわたって継続して
いる社会奉仕事業の書道の中学生への奨励、小学校児童の理科教育の支援の役
割分担の見直しは長期計画委員会を超えて理事会での実務の見直しを必要とし
ています。

 ロータリーは毎年交代でいろいろな役割を分担して運営に参画することが大
切ですが、長期計画で効率化を求めると適材適所の役割分担になり、人材の固
定化に繋がります。会員減少に伴いすでにその傾向が出始めています。ロータ
リーは多様な個性を持つ人々の集まりで、相互の信頼と尊敬によって成り立っ
ているものです。夫々の個性で実践する奉仕を、個の力だけでは不足する部分
があれば、クラブの組織の力で補い合い、助け合えるものでありたいものです。
一方でクラブの共有財産を使ってする奉仕活動は矢張り理事会の責任が重要で
す。しかし組織の号令によって一致団結、一つの方向に向かうのは本意ではあ
りません。お互いに尊敬出来る多様な個人の集合の中で、信頼に応えて助け合
える、活気のあるクラブを目指しましょう。
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会 長 挨 拶

服部 槇雄
2015-2016年度会長